勾留13日目 -刑事との信頼関係-

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今日、父から本の差し入れがあった。本当にありがたい。


夜光虫 (角川文庫)

午前中は何もなく、13:00頃から亀田弁護士と接見。

共犯として逮捕状に名前があった西が今、取り調べに〇〇警察に呼ばれていることを聞く。

14:00から下妻刑事の取り調べ。

結構早い段階で俺は『西って取り調べとかしないんですか?』と下妻刑事に聞いた。

今取り調べしてるの知っててカマを掛けた。

 

『そのうちするんじゃないかなー。今はその辺プラプラして遊んでるんじゃない?』

 

と。言えないなら『それは言えないんだよ』って言えば良いのに。わざわざ嘘つく必要ないんだけどな。

 

俺は、逮捕されて初めて下妻刑事と話した時にハッキリと

『事件のことで話せないことは話せない、知らないことは知らないってちゃんと言うから、刑事さんもそうしてくれ。変に勘ぐりあって何日も狭い部屋で一緒に過ごすのは嫌だから』

と伝えていた。それなのに謎の嘘。

 

『西に動きがある時は言うよ』

って言ってたくせに。

 

結局【被疑者と刑事】という関係を脱しない気がした。もちろんその関係に狂いは無いんだけど、その前に人間だし男同士だし。

 

ある程度信頼して色々話してるのに、一気に裏切られた気がして、取り調べの最後に全部ぶちまけてしまった。

 

『こっちは全部知ってて聞いてんの。嘘つく必要あんのかよ。ひでーよ』

って。

 

すげー微妙な空気でフテ腐れながら留置に帰った。

 



 

 

居室に戻って彼女が差し入れしてくれた本を手に取ったら急に涙が出てしまった。

まじダサいけど、本当に自分の意志とは反して。

 

いつまでこの生活が続くのか分からない不安や、待たせてる人間への申し訳なさ、家や自分の身の回りの状況がどうなっているのか分からない不安。本当に色々な思いが急に頭を埋め尽くした。

 

結局、西は逮捕されたんだろうか。何の情報も無く不安だな。とにかく1日も早く家に帰りたい。

 


家に帰りたい

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(※本文に登場する人物はすべて仮名です)

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