急に逮捕された場合も自宅で逮捕された場合も、急に完璧な準備が出来る人はなかなか居ません。
留置場によってもルールが微妙に変わりますので、あくまでも参考になれば幸いです。
差し入れとは
差し入れとは、留置場に居る家族や友人へ衣類や本、お金を送ることです。
留置場に居ると全くお金を掛けずに生活することも可能ですが、本を買ったり洋服を買ったりは
出来ませんので、外に居る仲間が差し入れしてやることで少しでも気が紛れたり落ち着いた生活
を送れるようになることも少なくありません。
誰でも差し入れ出来る?
基本的に通信以外の差し入れは誰でも可能です。
手紙などの通信に関しては接見禁止が付いていない限り可能です。
極端なことを言うと匿名でも差し入れ可能です。
ただ、デタラメな住所で差し入れを送ると被留置人が拘置所などに移送になっていた場合に返送されない
などの事態が見込まれますのでお勧めしません。
何でも差し入れ出来る?
こちらも留置場によって微妙に決まりに違いがあるようなので、あくまで参考にしてください。
差し入れ出来る物
- お金(30,000円までを現金書留で)
- 衣類(細かい規定があるのでコチラを参照)
- メガネ
- コンタクト
- 本・雑誌
- 手紙(接見禁止を除く)
- 写真
- 便箋
差し入れ出来ない物
- 食べ物・お菓子
- タイツなど伸縮性のあるもの(ユニクロのヒートテックインナー系は入りません)
- ポケットがメッシュの物(2018年3月追記)
- タオル
- タバコ
- 本のカバーや帯・しおり
これを見ると差し入れ出来ない物が少なく思われますが、むしろ差し入れ出来るものだけを見てもらってそれ以外は差し入れ出来ないと思ってください。
衣類の差し入れは難しい
衣類はとても細かいルールがあります。
タオルはサイズの指定や柄無しなどルールが非常に細かく、なかなか入る物を探すのが難しいです。そういった場合はお金を差し入れして中で買ってもらった方が確実です。
スウェットズボンは写真のように紐を抜いて、その穴をふさいだ状態じゃないと入りません。
スウェットのヒモで人を殺したり自殺したり、歯磨き粉の中に覚せい剤が隠されていたりといった事が出来る物は入りません。
留置場に差し入れしやすい物
本や雑誌に関しては問題無く入ります。しかし、1日に5冊までしか中に入れることが出来ないため(警察署によってルールは違うかも知れません)1度に30冊の本を送ったとすると6日に分けて毎日5冊ずつを入れる形になります。
また、中で自分のロッカーで保管できる量が決まってる(小さなロッカー)為、多くを保管することは難しいので読んだ本をどんどん捨てられるように“捨てても良いもの”を差し入れすることをお勧めします。
留置場によっては1日の中で本の交換が出来ない留置場もあります。その日の朝に自分のロッカーから持ってきた3冊しか読めないということです。その為、軽めの雑誌や漫画よりも読みごたえのある物が好まれます。
エロ本は入る?
よく”エロ本も入るの?”と疑問に思う方もいらっしゃいますが、もちろん差し入れ可能です。
送ったけど差し入れ出来なかったものはどうなる?
送ったものの差し入れ出来なかったものは、”危険品”として留置場外の自分の貴重品ボックスに収容されます。これは留置場から拘置所に移送になる時や釈放される際に手にすることが出来ます。