判決

判決

いよいよ判決の日。

親父と2人で裁判所へ向かった。

 

何故か判決の日だけは所持品検査があった。

 

狂った組員とかが鉄砲打ったりするのかな。

 



 

 

席に着くと、改めて事件の概要を裁判官が読み上げる。

 

終わると俺と西が法廷の真ん中に呼ばれる。

 

住所や名前を言って、その後裁判官から判決が言い渡される。

 

 

 



 

 

『〇〇・西、両名を懲役1年6カ月に処する。ただし執行を3年間猶予する。合わせて、今回社会に与えた影響は大きく、合わせて〇万円の罰金を与える。』

 

 

俺はとてつもなく驚いた。

 

 

『求刑通りじゃねーか!』

 

普通、求刑があってそれに対して嘆願書や上申書や情状証人の情状酌量が効いて少し短くなるハズなのに。

 

 

弁護士の意味が全く無い。

 

 

もうこればっかりは結果論だけど、留置場に居る時から上手くコンタクトが取れて無くて、結局裁判もこんな感じで終わっちゃって、俺の中で本当に弁護士の意味が問われたw

 

 

特に手続きなんかも無くて、『それでは閉廷します』的な言葉で全員で頭下げて終わり。

 

そんな感じですんなり終わった。

 



 

 

逮捕から判決まで112日。

 

本当に長い長い112日だった。

 

 

そしてとてつもなく多くの物を失った。

 

 

子供と会えなくなって

普通の人のように就職することも出来なくなって(名前検索するとすぐ記事が出る)

お金も失って(逮捕されてる間の無駄な家賃、弁護士費用、罰金、何より無収入になった112日)

 

あとは世間の目が怖くなった。

近所の人とか絶対知ってるだろうし、自分が知らないのに相手は知ってる状態がとても怖い。

 

正直、こんなに騒がれる事だという認識が無かった。

 

良かった事と言えば、留置場に居たおかげでビットコインが売れなくて、留置場に居る間に購入時の10倍になって、外に出てからの生活が逆に潤ったってことw

 

今は相変わらず仮想通貨の売買とWebの制作で生計立ててる。

 



 

こんなことがあっても、変わらず接してくれる仲間や、仕事をくれる仲間には本当に感謝してる。

 

そして、色々と生活のことや今後のこと、金銭的にも心配をかけてしまった上に留置場に居る俺をサポートしてくれて、出てきた時も優しく変わらず迎えてくれた彼女に本当に感謝してる。

 

今回の逮捕で本当に多くのことを学んだし、何が自分にとって必要なのかを確認できた気がする。

 

正直、失ったものも大きいけど、得たものも大きいし、これからは自分の好きなことやって、もちろん2度と逮捕されることの無いようにのんびりと暮らしていきたいと思う。

 



 

 

このブログを通して、留置場がどんな場所か、留置場に居る人間がどんなことを考えて生活しているか、留置場に居る人間にどんな差し入れが喜ばれるか、外にいる人間がどんなサポートが出来るか、逮捕からの流れや裁判の流れなど、少しでも何か役に立つことがあれば幸いです。

 

 

いつどこで誰がどんな風に逮捕される、もしくは逮捕者が周りに発生するか分からないと思うので、無いのが一番ですが、もしもの時に思い出してもらえればと思います。

 

今後このサイト内で、各留置場の細かい面会時間や電話番号などが分かりやすく見れるページも制作中です。

 

今後ともよろしくお願いします。

 

 

 

ちなみに、みんなから送ってもらった本!雑誌とか漫画とか半分くらい破棄しちゃったけどこんなに!

 

 

本当にありがとうございました。

 

 

最後に

今回の件で、詐欺師にお金をだまし取られた被害者の方々に深くお詫び申し上げます。

私達の行っていた業務があることで、結果的に詐欺が発生し、多くの被害者を出してしまった事をとても後悔しております。

直接的に詐欺に加担したわけではありませんが、その責任はとても大きく感じております。

本当に申し訳ありませんでした。

 



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