前編はコチラ→【番外編】誤認逮捕 警察の失態と実態-前編-
朝、インターフォンが鳴った。
俺はもうわかってたから、俺が玄関を開けた。
本当にとうとう来たかーって感じだった。
もう起きてた両親に事情を説明した。
取り合えず逮捕状見せられて、さらに捜索差押許可状を見せられて自分の部屋を徹底的に調べられた。
本とか、枕の中とか、徹底的に。
親父は刑事1人1人が変な動きしないように、俺の部屋に居る刑事を徹底的にチェックしてた。
挙句の果てには
親父『刑事さんたち、部屋に変な物置いたりしないでくださいよ?』
とか言ってたと思うw どんだけ人間不信なんだww
今思えばこの時既に親父は警察を嫌いだったのかもしれないw
そんな家宅捜索でもちろん何も出てこず、まず高井戸警察署で取り調べ。
刑事は2人。
この時も刑事は延々と
刑事『これ、非合法なものだって知ってたんじゃないの??』
刑事『少しは非合法なんじゃないかって思って無かった?』
とずっと聞いてきてた。
刑事はとにかく『はい。最初から知ってました』って言わせたいんだと思う。
この刑事はとにかく最低だった。2人とも。
普通にいつ買ったかを思い出せない俺は素直に
『いつ買ったとかは覚えてません』
って言ってたんだけど、刑事がマジくそで
『じゃぁ思い出すまでそこで壁の方向いて立ってて』
って。
今じゃ考えられないよね。
これマジでずっと続いて、午前中・午後・夜ってこの後の勾留中ずーっとこんな状態。
しかも、俺が
『ちゃんと本鑑定してくださいよ。現場の簡易鑑定しかしてないでしょ?現場のお巡りが見間違ってたらどうすんの?』
って言っても
刑事『もう本鑑定あがってきてるから。』
の一点張り。
これが逮捕から約10日続いた。
俺は本編のブログの最後に登場する朝比先生(再再勾留16日目-弁護士のルール)を弁護士にお願いしていた。
先生に全て事実を伝えて、今回の逮捕はマジであり得ない事を伝えて、本当に本鑑定が済んでいるのか確認してもらう事にした。
俺は高井戸警察署の事件の預かりで、石神井警察署の留置場に入れられることになった。(預かりに関してはコチラを参照)
石神井警察署の担当はマジでクソ野郎だった。
居室内に水道が無いタイプの留置場だったので、喉が渇けば担当に水をお願いする。
担当は普通はコップに水を入れて持ってくる。
でもこの時の担当は違った。
俺『すみません。水お願いします』
担当『おー。そーかー。蛇口あるぞー(檻の外に)』
こんな奴だった。
しまいには
俺『水お願いします。』
担当『しつけーな。唾でものんどけっ!』
こんな感じ。マジ最低だった。
俺は今まで7留置場くらい行ったけど、どこよりも最低だった。
その担当は夜もみんなが寝てんのに物音超うるさい(これマジで中でご法度)し、被留置人の言う事シカトだし、本当に最低。
あんまり信じてもらえないかも知れないけど、実際に日本の留置場でもこんなことがあった。
これ留置場だからね。刑務所じゃなくて、無罪の人間も居るところ。
考えられない。
そんなこんなで10日くらい留置されたある日の夜。
確か23時くらいだったと思う。
一人の担当さんが走って来て、居室のドアを急いで開けながら俺に2枚の紙を見せてきた。
『これ読んで!今から釈放するから!』
そこに何て書いてあったか全く覚えてないけど、確か本鑑定の結果か何かも一緒にあって、本鑑定の結果非合法なものでは無かったことが証明された書類だった。
そこから急いで荷物のチェックをして、石神井警察署から23:30くらいには出された。
警察署のロビーで担当の刑事が2人とも待ってた。
俺を見るなり腰を直角に曲げて頭を下げた。
俺は2人に近寄って行って小さい小さい声で
『だから最初から言ったろーがクソが。お前ら夜道気を付けろよ。』
とだけ告げて、待っていた父親の元に行った。
家に着いたのは12時過ぎ。
この後、衝撃の出来事があった。完結編で。
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